展覧会

2018 8月 10年

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『民藝のバスケタリー―籠・笊・蓑―』《終了しました》

秋季特別展「民藝のバスケタリー―籠・笊・蓑―」
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会期:平成30年9月8日(土)~12月16日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日

 バスケタリーとは、文字通り籠や籠を作る技法を意味すると共に、広義には木の皮、蔓、竹、草などの植物素材を、組んだり編んだりして作る編組品を指します。種類は、籠、笊、箕などの運搬や保存に使われる容器から、蓑、背中当てといった身に纏うものまで実に多彩です。こうした編組品は、素材と技法の組み合わせで、様々な用途に活用されてきました。
 その歴史は古く、縄文時代の出土品にまで遡ると言われています。また、例えば籠類にしても全国的に広く分布していますが、素材や形状が地域によって異なり、豊かな地域性を見ることも出来ます。
 さらに、古くから生活必需品だった編組品は、道具としての強度を保つため、丈夫に編みこまれています。その結果、編み目はリズミカルな連続模様となり、そこに素材本来のたくましい野趣を併せ持つ品々となりました。
 本展では、国内外の編組品約90点と共に、染色家・芹沢銈介が蓑と背中当を題材に制作した「みのけら図二曲屏風」、「ばんどり図四曲屏風」も併せてご紹介します。日々の生活に、親しく寄り添ってきたバスケタリーの魅力をお楽しみください。


〈併設展示〉
第2展示室 芹沢銈介作品
第3展示室 古伊万里そばちょこ
第4展示室 大型の編組品と染織品

《関連イベント》
◇記念講演会◇
「民藝の美の源を探る―仕事を通して見えたこと―」
 講師:佐藤阡朗氏(漆工、日本民藝協会専務理事)
 日時:10月14日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
 会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
 定員:100名(要予約)
 聴講料:300円※民芸館入館料が別途必要

◇呈茶◇
 担当:大阪日本民芸館友の会有志
 日時:10月14日(日) 11:00~16:30
 会場:大阪日本民芸館・渡り廊下
 料金:500円(お抹茶とお菓子付)※民芸館入館料が別途必要、予約不要。

◇みんげいゼミ(少人数制の講座)◇
 「芹沢銈介と東北-「ばんどり図四曲屏風」、「みのけら図二曲屏風」を中心に-」
 日時:12月2日(日)14:00~15:30(13:30開場)
 講師:濱田淑子氏(元東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館学芸員)
 会場:大阪日本民芸館・会議室
 定員:20名(要予約)
 聴講料:300円※民芸館入館料が別途必要

◇い草の編み組みワークショップ―瓶かごと鍋敷きを作ってみよう―◇
 日時:11月4日(日)
 【1回目:瓶かご】10:30~12:00
 【2回目:鍋敷き】13:30~14:30
 【3回目:瓶かご】15:00~16:30
 ※回によって作るものが異なります。
 講師:須浪隆貴氏(須浪亨商店)
 会場:大阪日本民芸館・会議室
 定員:各回10名(要予約)
 参加費:1000円※民芸館入館料が別途必要

◇バスケタリーの魅力に触れる―万博記念公園のガマで作るコースター―◇
日時:9月30日(日)、11月23日(金・祝) 10:30~12:00、13:00~14:30
会場:大阪日本民芸館・会議室
定員:20名(要予約)
参加費:200円※民芸館入館料が別途必要
共催:万博記念公園 自然観察学習館

◇はじめての「民藝」第四回◇
 初心者の方に向けて、「民藝」を分かりやすく解説します。
 日時:10月28日(日)14:00~15:30(13:30開場)
 講師:小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
 会場:大阪日本民芸館・会議室
 定員:20名(要予約)
 聴講料:300円※民芸館入館料が別途必要

◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
 9月16日(日)、23日(日)、10月7日(日)、20日(土)、11月11日(日)、12月9日(日)、15日(土)
 各回:14:00~14:30  
 参加費:無料※民芸館入館料が別途必要、予約不要

※8月11日(土・祝)~8月19日(日)は各種イベントの電話でのお申込みをしていただけません。ご了承ください。

◇Upcoming Special Exhibition◇

Mingei Basketry
Featuring Kago(baskets), Zaru(sieves) and Mino(farmer’s rain capes)

Sep 8,2018 (sat)-Dec 16,2018(sun)

Basketry is literally baskets or methods of making baskets.
It also means products made by plaiting botanical material like bark,vines ,bamboo and grass.
It varies from products like baskets used to carry or store things, to rain capes.
The methods and materials were combined according to their utilitarian purposes.
Basketry has long history and some dates back to ancient Jomon era(14,000 -300 BCE).
Baskets for example, were made all across Japan but because the methods, materials and design
differed between regions, each piece bears the unique characteristics of its origin.
The sturdy weaving, created to endure use as artifacts for daily life, results in beautiful rhythms
in the sequence of patterns, which together with the raw nature of the materials create rustic charm,
both robust and beautiful.
In this exhibition you can enjoy more than 90 basketry and precious folding screens
‘Minokera folding screens’,’Bandori folding screens’ made by master dyers Keisuke Serizawa.
We hope you enjoy the beauty of folk art derived from daily life of Japan.

Hours: 10:00 am – 5:00 pm (last admission 4:30 pm)
Closed: Wednesday

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