秋季特別展 『陶匠・濱田庄司-没後30年記念-』
『陶匠・濱田庄司-没後30年記念-』
2008年9月13日(土)~12月21日(日)
■ 近代日本の陶匠・濱田庄司の没後30周年
益子を拠点として古今東西の美しい工芸品を参考に、用に即した質朴で力強い作風を作り上げた陶匠・濱田庄司(1894-1978)。1955年には「民芸陶器」で第1回の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。今回没後30年を記念して、存在感あふれる濱田作品の魅力をあらためて浮き彫りにします。
■ 日本民藝館(東京・駒場)所蔵の優品200点を一堂に
日本民藝館を創設した柳宗悦の盟友として民藝運動を共に推進した濱田庄司は、1961年、柳の没後、日本民藝館(東京・駒場)の館長に就任、また1970年の大阪万博を機に分館として誕生した大阪日本民芸館の館長も務めました。本特別展では、質・量とも優れた濱田の作品が残されている東京・駒場の日本民藝館が所蔵する代表作約200点を一堂に展観します。
また今回、日本民藝館創設の年、柳や濱田の知遇を得、後に「世界のムナカタ」として活躍した棟方志功の作品(日本民藝館所蔵)約20点を併せて展示します。