秋季特別展「河井寬次郎」
秋季特別展「河井寬次郎」
会期:平成28年9月3日(土)~12月11日(日)
休館日:水曜日 ※10月、11月は無休
大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎(1890-1966)は日本の近・現代を代表する作家であると同時に、民藝運動の最初期からの推進者でもありました。
島根県能義郡安来町(現安来市)に生まれた河井は、東京高等工業学校窯業科を卒業後、京都市立陶磁器試験場に入所しました。大正9(1920)年には、京都五条坂に窯を構え、本格的に作陶を開始します。
大正末期頃からは、柳宗悦(1889-1961)、濱田庄司(1894-1978)らと共に「民藝」という新語を創造し、民藝運動を草創期から担っていくこととなります。そして、各地の職人達による工芸の美に感銘を受け、糧として感得していった河井は、用と美が共存し、互いに響きあう作品を生み出しました。
本特別展では、河井寬次郎没後50年の節目として、民藝運動と関わりの深い昭和10年代の河井寬次郎作品を中心に、河井に師事した生田和孝(1927-1982)、上田恒次(1914-1987)の陶芸作品をあわせて約110点展示します。
各年代により多彩な作品を発表しながらも、一貫して自身の創作を探求し続け、独自の作風を展開した河井寬次郎の世界をご紹介します。
◇記念講演会◇
「河井寬次郎の世界」
講師:河井敏孝氏(河井寬次郎記念館館長)
日時:10月23日(日) 13:30~15:00 (13:00開場)
会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
聴講料:300円 ※民芸館入館料が別途必要
定員:100名(電話にてご予約が必要)
◇呈茶「ことばとお茶と」◇
担当:川西万里氏(grafティーコーディネーター)
日時:10月23日(日) 10:30~16:30
会場:大阪日本民芸館・渡り廊下
料金:800円(お茶とオリジナルお菓子付)
※民芸館入館料が別途必要、予約不要
◇「寬次郎の器で楽しむ茶話会」◇
河井寬次郎の器でお茶とゆかりのお菓子をお楽しみいただけます。
椅子席で作法もありませんので、どうぞお気軽に平服でお越しください。
講師:鷺珠江氏(河井寬次郎記念館学芸員)
日時:11月27日(日)
〔午前の部〕10:00~11:30(9:45開場)
〔午後の部〕13:00~14:30(12:45開場)
場所:大阪日本民芸館
定員:各回10名(要予約)
料金:1000円 ※民芸館入館料が別途必要
申込方法:往復はがきにて、事前にお申込みください。
〔10月29日(土)消印有効。応募多数の場合は抽選。〕
はがきに、郵便番号、住所、氏名(同伴者含む)、電話番号、希望の時間帯(午前・午後いずれか)、参加人数(2名まで)を明記のうえ、
〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園10-5 大阪日本民芸館茶話会係まで
お送りください。
◇みんげいゼミ◇
「河井寬次郎―『調和』への思索と創作」
講師:宮川智美氏(大阪市立東洋陶磁美術館学芸員)
日時:12月4日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
場所:大阪日本民芸館・会議室
定員:20名(電話にてご予約が必要)
聴講料:300円※別途民芸館入館料が必要
◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
各回:14:00~14:30 ※申し込み不要、民芸館入館料が別途必要
9/17(土)、25(日)、10/8(土)、30(日)、11/5(土)、13(日)、12/10(土)