秋季特別展 秋季特別展『型絵染 三代澤本寿』
春季特別展「型絵染 三代澤本寿」
会期:2021年9月4日(土)~12月14日(火)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日 ただし11月3日(水・祝)は開館
長野県松本市に生まれた三代澤本寿(1909-2002)は、染色家として数々の優れた作品を手掛けると共に、信州の民藝運動の普及に多大な貢献を果たした人物です。
三代澤が民藝と出会ったのは、地元の松本商業学校を卒業し、親戚の染料店を手伝う為に静岡に移り住んだ1935年のことでした。近所に住んでいた版画家の小川龍彦を通じて、民藝運動やその同人達と知り合います。同じ年、後に師となる染色家・芹沢銈介の作品を目にした三代澤は、これに強い感銘を受け型絵染作家を志します。主な素材には、染色作業において水を使うことから難易度が高いとされていた和紙を選び、技法と素材それぞれの特色を生かした沢山の作品を生みだしました。
1939年には民藝運動の創始者である柳宗悦と出会い、三代澤は生涯を通して柳を師と仰ぎます。柳もまた若き三代澤に大きな期待と信頼を寄せ、民藝運動の機関誌である『工藝』の他、『諸国の土瓶』、『日田の皿山』といった柳の代表的な著作の装幀を任せました。
1960年代後半以降、柳亡き後の三代澤は次第に民藝運動の中心を離れ、ひとりの作家として新たな道を歩み始めます。この時代の作品には、故郷である信州の山々や野生の動植物、取材旅行として出かけた異国の風景、クラシック音楽など彼の心を震わせた様々なものがモチーフとして登場します。時に愛らしく、時に力強く、多彩な魅力に溢れた作品の数々からは雄大な自然や人々の暮らしに向ける温かな眼差しが窺えるでしょう。
本展では、春季特別展「型絵染 三代澤本寿」をベースに一部作品を入れ替えて、引き続き150点以上の三代澤作品をご覧いただきます。生き生きとした色とかたちに溢れた三代澤本寿の世界を、ぜひお楽しみください。
《関連イベント》
※新型コロナウィルスの影響により、イベントが中止、延期になる場合があります。最新情報は当館ホームページにて確認下さい。
ギャラリートーク
9月12日(日)、25日(土)、10月10日(日)、23日(土)、11月7日(日)、20日(土)、12月5日(日)、11日(土)
各回14:00~14:30
※民芸館入館料が別途必要、予約不要
春季特別展『型絵染 三代澤本寿』※終了しました。
春季特別展「型絵染 三代澤本寿」
会期:令和3年3月6日(土)~8月1日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日 ただし5月5日(水・祝)は開館 4月13日(火)5月6日(木)は休館
長野県松本市に生まれた三代澤本寿(1909 ― 2002)は、染色家として数々の優れた作品を手掛けると共に、長野県松本の民藝運動の普及に尽力した人物でもあります。
地元の松本商業学校を卒業した三代澤は親戚の染料店を手伝う為に静岡に移り、そこで民藝運動に出会います。同じ頃、染色家・芹沢銈介の作品に触れた三代澤は、これに強い感銘を受け染色家の道を歩み始めました。技法は、図案の考案から染めまでの全工程を一人で行う型絵染を用い、屏風やパネル、のれんに着物など実に多彩な作品を残しました。
1939年には民藝運動の創始者である柳宗悦と出会い、生涯を通して三代澤は柳を師と仰ぎます。柳もまた若き三代澤に大きな期待と信頼を寄せ、民藝運動の機関誌である『工藝』の他、『諸国の土瓶』、『日田の皿山』といった柳の代表的な著作の装幀を任せました。
柳が没してから民藝運動の中心を離れていく三代澤は、信州の山々を歩きはじめ、クラシック音楽に親しみ、取材旅行と称して積極的に海外に赴くようになります。この時代の作品には、故郷の山々やそこに息づく動植物、異国の街並み、遺跡、音楽など、自らの心を震わせた様々なものがモチーフとして登場します。そこには、雄大な自然や人々の暮らしへ向ける温かな眼差しが感じられるでしょう。
本展は、関西において150点以上の三代澤作品をご覧いただける貴重な機会です。時に愛らしく、時に大胆に、時に詩的に。生き生きとした色とかたちが織りなす三代澤本寿の世界をお楽しみください
《関連イベント》
※新型コロナウィルスの影響により、イベントが中止、延期になる場合があります。最新情報は当館ホームページにて確認下さい。
◇記念講演会◇
「作家が担う民藝運動の時代へ─万博の「日本民藝館」と濱田庄司─」
日時:6月13日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止致します。
講師:濱田琢司氏(関西学院大学文学部教授)
会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:40名(要予約)
聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
◇記念講演会◇
「食事(ケハレ)と民藝」
日時:7月4日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止致します。
講師:土井善晴氏(料理研究家)
会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:40名(要予約)
聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
◇みんげいゼミ(少人数制の講座)◇
「三代澤本寿 民藝のまなざしと作品の魅力をたどる」
講師:武藤美紀氏(松本市美術館学芸員)
日時:5月23日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止致します。
会場:国立民族学博物館・第3セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:40名(要予約)
聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
◇はじめての「民藝」「民芸運動とEXPO’70―挑戦としてのパビリオン「日本民藝館」―」◇
初心者の方に向けて、分かりやすく解説します。
日時:3月28日(日)14:00~15:30(13:30開場)
講師:小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
会場:大阪日本民芸館・会議室
定員:15名(要予約)
聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
◇染紙ワークショップ◇
日時:4月25日(日)13:00~15:30 ⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため延期致します。延期後の日程は確定次第お知らせします。
講師:M.Motoju会(代表:三代澤保水氏)
参加費:1000円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)
※濡れたり染料がついても大丈夫な服装でお越しください。
会場:大阪日本民芸館
定員:20名(要予約)
◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
3月14日(日)、20日(土・祝)、4月11日(日)、17日(土)
5月16日(日)、29日(土)⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止致します。
6月 6日(日) ⇒新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止致します。
6月26日(土)7月11日(日)
各回:14:00~14:30
参加費:無料 (※別途入館料が必要、予約不要)
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ご来館にあたっては、以下の点にご留意いただきますよう、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
(留意点)
■37.5度以上の発熱や咳、喉の痛みなどの症状がある方、過去2週間以内に感染が引続き拡大している国・地域への訪問歴がある方は、ご来館をお控えください。(入館時に体温を測定させていただきます。)
■代表者の方の氏名・住所(市町村)・連絡先電話番号を受付にて記載いただきます。万が一に備え、保健所等の聞き取り調査等にご協力いただく場合があります。
■受付、トイレに手指消毒用アルコールもしくは石けん液を設置していますのでご利用ください。
■マスクの着用及び咳エチケットのご協力をお願いいたします。
■お客様同士の距離(できるだけ2m)を確保してください。
■展示品等には、お手を触れないでください。
■お客様同士の大声での会話はお控えください。
■利用者が多数となった場合は、入場制限等を実施させていただく場合があります。