ミュージアムショップも展示室の一つと考え、厳選し、こだわりをもった国内外の民藝品と民藝関連書籍を取り揃えています。
何年も大切に使い続けていただける良質の品々を選び、特別展や季節にあわせた商品も扱っています。また、工業デザイナーである柳宗理デザインによる製品も販売しています。
* 取り扱い品の一部を紹介しています。写真をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。
兵庫・丹波焼 (たんばやき)
日本の六古窯の一つに数えられ、800年以上の歴史をもつ丹波焼。 昭和の初め、柳宗悦に見出されて以後、世の中に広く知られるようになりました。中でも、俊彦窯(としひこがま)は民藝の精神にもとづき、大衆の生活の用途に即した焼き物を作られています。
島根・出西窯 (しゅっさいがま)
戦後間もなく、民藝運動に共鳴した青年達により開かれた出西窯は民藝の作家達の指導を受け、出雲の西に位置する出西の地に産する材料を用いることを基本に、陶土・釉の自然で素朴な質感・色彩の美しさを活かした実用陶器を製陶しています。
島根・布志名焼 (ふじなやき)
松江市玉湯町の伝統的な布志名焼をもとに、民藝の作家達によってもたらされたスリップウェアの手法を学んだ湯町窯(ゆまちがま)。英国風の洋食器をはじめ、伝統に新しい時代の息吹を通わせています。
大分・小鹿田焼 (おんたやき)
柳宗悦の『日田の皿山』という紀行文によって世に紹介された大分県日田市の小鹿田焼は、刷毛目・櫛目文・流し掛け・飛鉋などの飽きのこない装飾技法をあしらい、昔ながらの伝統を守り続け、健やかな美しさをそなえた日用雑器を製陶しています。
兵庫・丹波布 (たんばぬの)
丹波国佐治村(丹波市青垣町)で織られていた美しい縞格子模様の布。昭和の初め、柳宗悦により「丹波布」の名で紹介されました。 手紡ぎの木綿糸、草木による染色、そして手織りと全て手作業で作られています。 絹のつまみ糸が織り込まれているのが特徴です。
愛媛・砥部焼 (とべやき)
砥石の原料を活かし伊予郡砥部町でつくられている磁器、砥部焼。中でも、梅山窯(ばいざんがま)は柳宗悦をはじめ民藝運動の先達による絵付けの指導を受けました。そば猪口、湯呑、飯碗、皿など、「用と美」の実用工芸品を製陶しています。
和紙
大因州製紙は、鳥取県青谷町で千年以上の伝統をもつ因州和紙にちなみ、楮・三椏・ 雁皮などの天然素材をつかった和紙づくりをしています。
便箋、封筒をはじめ懐紙、ノート、バインダー等、多種多様な商品が揃っています。
岡山・花むしろ
倉敷の三宅松三郎商店では、岡山の良質な藺草と多年にわたり培われた技術をもって、丹精に染め、織り上げた製品づくりをしています。
花むしろをはじめ、テーブルマット、びん敷、コースター等、多様な色柄の品を取り揃えています。
柳宗理デザイン(やなぎそうり)
柳宗悦の長男である工業デザイナー、柳宗理による、使いやすく飽きのこない日用製品です。
製作される品々は素材に触れて構想を練り、幾度とない修正を加えて、素材に精通した専門家、職人の協力によって作られています。
柚木沙弥郎 (ゆのきさみろう)
染色作家・柚木沙弥郎の図案による型染め絵、ポストカードセット、絵本などを扱っています。
柚木沙弥郎は柳宗悦の提唱する民藝と出会って染色の道へ進むことを決意し、芹沢銈介から染の仕事を学び、今や現代の型染め作家の第一人者として活躍しています。
『日本民藝館』1970年大阪万博 図録
(1970年発行)
この図録は1970年の大阪での万国博覧会のパビリオンとして東京・駒場の日本民藝館が出品した所蔵品を抜粋して編集した当時のものです。
濱田庄司が館長として挨拶文を執筆し、巻末には当時の駒場・日本民藝館の所蔵品について、項目ごとに簡単な解説も載っています。
『柳宗悦コレクション』(全3巻)
日本民藝館監修
ちくま学芸文庫
全22巻に及ぶ『柳宗悦全集』(筑摩書房)をもとに、柳宗悦の仕事を「ひと」「もの」「こころ」の視点から見直したシリーズ全3巻(第1巻「ひと」、第2巻「もの」、第3巻「こころ」)
『民藝』
日本民藝協会発行
日本民藝協会では、戦前より『工藝』、『月刊工藝』などの雑誌を出版し、現在は 『民藝』として毎月刊行しています。
バックナンバーについては、ミュージアムショップまでお問い合わせ下さい。
ホームページで紹介していない品物、書籍も多数ございます。
ミュージアムショップは無料でお入りいただけますので、是非お越しくださいませ。